ねこまどで、10秒将棋の69手を棋譜にしました
9月から10月にかけて、四ツ谷の将棋教室「ねこまど」に4回お邪魔しました。教室の代表は女流棋士の北尾まどかさんです。コマドリの読み上げの声も、北尾さんに録音していただいています。この記事では、いちばん新しい10月9日のことを中心に書き、9月の3回は最後に短くまとめます。
10秒将棋の二枚落ち、69手
10月9日は、スマホ1台を盤の横に置いて、竹で記録しました。竹は、対局のあいだ録画を少しずつサーバーへ送り、「対局おわり」のあとにサーバーで録画を読み直して棋譜を仕上げる記録のしかたです。
私も北尾さんに、二枚落ちで1局教わりました。10秒将棋なので、手がどんどん進みます。盤の横に iPhone を置いたまま指して、69手がそのまま棋譜になりました。

対局中の画面では、手数が65手で止まっていました。対局中の認識では、最後の4手が抜けていたからです。「対局おわり」のあとに全体を確かめて抜けた手を埋めるので、できあがった棋譜は69手そろっていました。この局は動画にして、撮ってみたに載せています。
送り切れなかった1局
うまくいかなかったこともあります。この日はもう1局記録しましたが、その局は録画を最後まで送り切れず、サーバーの棋譜が仕上がりませんでした。
あとでサーバーの記録を調べると、はじめの6分ほどは遅れなく届いていて、50手目まではサーバーで読めていました。そこから先は、録画が数分に1回しか届かなくなり、最後に少しまとめて届いたあと、途切れていました。回線が、つながったり切れたりしていたようです。サーバーは詰まっておらず、届いた分はすぐに読んでいました。
そのころのアプリは、送れなくなると、端末で読んだ棋譜だけを残して録画を消していました。これでは、あとから回線のいいところで送りなおすことができません。せっかく教室で指した対局なのに、もったいないことをしました。
「あとで送る」を作りました
その夜のうちに直し方を決めて、送り切れなかった録画を消さずにスマホに残し、あとから送れるようにしました。
- 対局中に回線が切れても、つながりなおすと、届かなかったところから送りなおします。
- 「対局おわり」のあと、送り終わるのを待てないときは「あとで送る」を押せます。
- 残った録画は、ホームに出る「送れなかった録画」から、Wi-Fi のあるところで「録画を送る」を押すと送れます。サーバーで読み直した棋譜が、その対局に入ります。
iPhone 版 1.4.8 と Android 版 0.1.32 から使えます。あわせて、設定の「対局の記録のしかた」に「回線を試す」も足しました。いまの回線で、竹が対局中に送り切れるかを10秒ほどで確かめられます。はじめて使う場所では、対局の前に一度押してみてください。くわしくはサポートページにまとめています。
9月の3回
きっかけは、8月の終わりに X でコマドリのことを書いたら、北尾さんからお返事をいただいたことでした。
- 9月10日: 使ってみてどうだったかを聞きに伺った日です。結果の画面と、気になる手を映像と並べて確かめる「たしかめ再生」を見てもらいました。このとき、対局しながら記録する画面が、3・2・1のあと黒くなったまま戻らない不具合が見つかり、次の版(1.3.2)で直しました。「対局しながらの記録でも映像を残して、あとで見直したり直したりしたい」という声もいただきました。
- 9月19日と20日: 夕方に、教室の対局を4局撮らせてもらいました。19日の2局(37手と12手)は、対局中の棋譜が最初から最後まで映像どおりでした。
- 20日の飛車落ち: 103手、録画は2時間25分ありました。対局中の棋譜は途中で何手か落としましたが、同じ録画を頭から最後まで読み直すと、103手が全部映像どおりに出てきました。対局が終わってから録画をまるごと読み直す竹を、いまの標準の記録のしかたにした理由の1つです。
4回ともお時間をくださった、ねこまどの皆さん、北尾さん、ありがとうございました。9月に撮らせていただいた4局は、正解の棋譜を付けて、アプリを直すたびに流し直す試験の材料に入れています。
大会や将棋教室で「対局を棋譜に残したい」という方がいらっしゃいましたら、お声がけください。連絡先: nkkumaservice@gmail.com