コマドリは、将棋の対局から棋譜を作るアプリです。使いかたは2つあります。ひとつは、撮っておいた動画を取り込む方法です。もうひとつは、対局のあいだアプリがカメラを回して記録する方法です。記録のしかたは、アプリの設定「対局の記録のしかた」で梅・竹の2つから選びます(はじめは竹です。竹で録画を送る前には、毎回、送ることと残ることを画面に出します)。以前の版では、松も選べました。梅では、対局の動画は端末の中だけで処理されます。竹と松では、撮った録画そのものがサーバーへ送られ、サーバーに残ります。だからこそ、「何が端末の外に出て、何が出ないのか」「出たものがどうなるのか」をここで具体的に説明します。
カメラの使いかた
カメラを使うのは、対局を記録するときだけです。撮っておいた動画を取り込むときは使いません。
- 求める許可はカメラだけです。はじめて対局の記録を開くときに、端末がカメラの許可をたずねます。許可しないと対局の記録は使えませんが、動画を取り込む使いかたはそのまま使えます。
- 写真や動画にアクセスする許可は求めません。取り込む動画は、端末の写真選択ツールを通して、お使いの方が選んだ1本だけを受け取ります。アプリが端末の中の写真や動画を見わたすことはありません。
- 音は記録しません。対局の記録はカメラの映像だけを記録します。マイクは使いません。梅・竹・松のどれでも同じです。対局中の会話や周囲の音は、端末にもサーバーにも残りません。
取得する情報
撮っておいた動画から棋譜を組み立てるため、次の情報をサーバーに送ります。
- 盤の位置を確認するための静止画(最大3枚):変換の最初に、盤がどこに写っているかを調べるため、映像全体の静止画を最大3枚送ります。撮影のしかたによっては、人や周囲の様子が写り込むことがあります。この静止画はサーバーに保存されず、盤の位置の確認が終わると残りません。
- 盤面の切り出し画像:着手があった瞬間ごとに、動画から盤面の部分だけを切り出した静止画です。1局あたりの送信量は、短い対局で1〜2MB、長い対局でも20MB程度です。
- 着手の検出データ(数値):アプリが端末の中で調べた「盤のどのマスが、いつ変化したか」を表す数値の並びと、動画の長さ・画面の大きさ・盤の切り出し位置などの数値です。棋譜を組み立てるために使うもので、画像でも文章でもありません。動画のファイル名は、取り込むときにランダムな名前に置き換わるため、元のファイル名は送られません。
- 局面の文字:記録を盤で再生するとき、形勢(どちらが有利か)と次の推奨手を出すため、その局面の駒の並びを表す短い文字(SFEN)を送ります。画像や映像は含みません。送った局面は保存しません。
- 通信に伴う技術ログ:サーバーへの接続時に、IPアドレス・接続日時などのアクセス記録が技術上残ります。これは不正アクセス対策と障害対応にのみ使い、1か月で自動的に消えます。
梅(端末だけ)で対局を記録しているあいだにサーバーへ送るのは、このうち盤の位置を確認するための静止画(画面ぜんたい・最大3枚・サーバーに保存されません)だけです。手の読み取りは端末の中で行います。梅で途中まで記録した対局を、あとから録画で読み直すとき(拾い直し)は、送るものは動画を取り込むときと同じです。盤の位置を確かめるための静止画(最大3枚)と、着手ごとに切り出した盤面の画像を送ります。録画そのものは送りません。送ったあとの取り扱いは、下の「サーバーでの取り扱いと保存期間」と同じです。
竹と松:録画そのものを送る記録のしかた
設定の「対局の記録のしかた」で竹を選んでいるとき(以前の版では松を選んだときも)、対局の録画そのものをサーバーへ送ります。ここまでに書いた使いかたとは、扱いが違います。はじめる前に、送ることと残ることを画面に出します。押さないかぎり始まりません。
送るものは、選んだ記録のしかたによって次のように変わります。
- 竹(送りながら仮棋譜):対局のあいだの手の読み取りは、梅と同じく端末の中で行い、読み取った手を仮の棋譜として出します。録画は対局のあいだから少しずつ送り、止めたあとにサーバーが1局まるごと読み直して、確定の棋譜にします。ほかに送るのは、盤の位置を確かめるための静止画(最大3枚)だけです。録画も静止画も画面ぜんたいです。盤だけを切り取っていないので、対局相手やまわりの方が写ります。
- 松(動画品質ライブ・以前の版だけ):いまの版では選べません。以前の版で選んだときは、対局のあいだ、映像を数秒ずつに切って送り、止めたあとにサーバー側で1本につないでいました。
音声は録りません。マイクは使いません。これはどの記録のしかたでも同じです。対局中の会話や周囲の音は、端末にもサーバーにも残りません。
「盤で再生」で形勢を出すときに送るもの
記録を「盤で再生」で開くと、形勢(どちらが有利か)と次の推奨手を出すために、その局面の駒の並びを表す短い文字(SFEN)だけを形勢計算用のサーバー(AWS 東京リージョン)へ送ります。候補手の数と、考える時間を指定する数値も一緒に送ります。映像も画像も送りません。送った局面は、計算に使うだけで保存しません。駒の並びには、対局した方のお名前や端末を見分ける情報は入っていません。梅・竹・松のどれで記録した局でも、動画から作った局でも同じです。
端末の外に出ないもの
- 音声は、どの使いかたでも端末の外に出ません。そもそも録っていません。
- 動画そのものは、梅(端末だけ)で記録するときと、撮っておいた動画から棋譜をつくるときには送信しません。対局の映像は、お使いの端末の中にだけあります。録画そのものを送るのは、上の「竹と松」を選んだときだけです。
- 氏名・連絡先などの個人情報の入力を求めることはありません。アカウント登録もありません。
端末に残る映像
対局を記録したときの映像は、あとで「あの手は合っていたか」を確かめられるように、しばらく端末の中に残ります。端末に残るこの映像を、アプリが自分でどこかへ送ることはありません。サーバーへ送るのは、上の「竹と松」を選んで、その場で撮ったときだけです。
- 残す日数は、アプリの設定で選べます。3つの中から選びます。いちばん短いものを選ぶと、対局が終わった時点で消えます。
- いつでも消せます。対局ごとに消すときは「この対局の映像を消す」を押します。残っている映像をまとめて消すときは、設定の「いますぐ全部消す」を押します。消した映像は元に戻せません。棋譜は残ります。
- 日数が過ぎたときのほか、置き場がいっぱいのときや端末の空きが少ないときにも、古い対局から消えます。消えたあとの対局には「映像はもうありません」と表示します。黙って消すことはしません。
- 写真アプリやギャラリーには入りません。iCloud などの自動バックアップにも入りません。渡す口は、iPhone版で「映像を渡す(AirDropなど)」を押したときだけあります。Android版に、映像を渡す口はありません。
- 会場で撮影の同意書をお使いの場合は、その紙の約束が優先します。同意書に映像を消す期日が書かれているときは、その日数を超えないように、設定で残す日数を短くしてお使いください。
Android版での取り扱い
送るもの・送らないものは、上に書いたとおりで変わりません。Android版では、これに加えて次のようにしています。
- 写真や動画にアクセスする権限を求めません。動画は、端末の写真選択ツール(フォトピッカー)を通して、お使いの方が選んだ1本だけを受け取ります。アプリが端末の中の写真や動画を見わたすことはありません。アプリが宣言している権限は2つで、サーバーとやりとりするためのインターネット接続(INTERNET)と、対局の記録で使うカメラ(CAMERA)だけです。
- 選んだ動画は、アプリの中に写しを1本だけ持ちます。変換したあとで、その手のときの盤面を見返せるようにするためです。置き場はアプリ専用の領域で、ほかのアプリからも、端末のギャラリーからも見えません。次の動画を変換すると、前の写しは消えます。元の動画には手を加えません(移動も削除もしません)。対局を記録したときの映像は、これとは別に、上の「端末に残る映像」に書いたとおりに残ります。
- 端末の中のデータは、自動バックアップの対象にしていません。棋譜や動画の写しが、端末の外のバックアップ先へ自動で運ばれることはありません。
- 棋譜を外へ渡すのは、KIFで書き出して共有メニューから送るときだけです。渡す相手はお使いの方が選びます。映像をほかのアプリへ渡す口はありません。
利用目的
取得した情報は、次の目的にだけ使います。
- 対局動画から棋譜を作成する処理のため
- 変換がうまくいかなかったときの原因調査のため(この目的に使うのは、下記の通信の技術ログだけです。盤面の切り出し画像は変換が終わりしだい削除するため、調査には使いません。竹と松でお預かりした映像も、この目的には使いません)
- 記録を盤で再生するときに、形勢と次の推奨手を計算して表示するため
- 不正アクセスの防止と、お問い合わせへの対応のため
- 竹と松でお預かりした映像を、盤と駒の読み取りを良くするために使うため
サーバーでの取り扱いと保存期間
盤の位置確認用の静止画は、盤の位置を調べる処理にだけ使い、サーバーには保存しません。盤面の切り出し画像は、棋譜を組み立てる処理にだけ使い、処理が終わり次第削除します。万一削除に失敗した場合や、途中で変換が行われなかった場合に備えて、サーバー上のデータは最長1日で自動的に消える設定にしています。
サーバーは国内(AWS 東京リージョン)にあります。
竹と松で、サーバーに残るもの
記録のしかたに竹か松を選んだときだけ、次のものがサーバーに残ります。棋譜ができたあとも消しません。
- 音を落とした映像:送っていただいた録画から音声を取り除いた映像です。対局の様子がそのまま写っています。
- 対局中に送った静止画:画面ぜんたいの静止画です(以前の版の竹で、数秒おきに送っていたもの。いまの版では送りません)。
- 対局中に送った映像の断片:数秒ずつに切った映像です(松のとき)。
- 盤だけを正面から見た形に直した画像と、できあがった棋譜。
何のために残すのか。盤と駒の読み取りを良くするためです。コマドリの読み取りは、実際に撮られた対局の映像で学ばせるほど正しくなります。残した映像は、その学習にだけ使います。
どれだけ残すのか。残す期間は定めていません。読み取りの学習に使わなくなったと判断したときは削除します。消してほしいとご連絡をいただいたときは、期間にかかわらず削除します(削除・開示などのご請求について)。
誰が見るのか。運営者(佐藤 旭)だけです。保存場所は外部から直接アクセスできない設定にしており、通信は暗号化(HTTPS)しています。公開しません。第三者にも渡しません。広告事業者・解析事業者へのデータ送信も行っていません。
音声は残りません。録っていないためです。
第三者への提供
取得した情報を第三者に提供することはありません(法令に基づく場合を除きます)。広告事業者・解析事業者へのデータ送信も行っていません。
なお、サーバー基盤として Amazon Web Services(AWS)を利用していますが、AWSが画像の内容を利用することはありません。
なお、iPhone版には、この対局の映像をその場で目の前の方へお渡しする口(AirDropなど)があります。渡す相手はお使いの方が選びます。渡したあとの映像の扱いは、当方では分かりません。対局相手やまわりの方が写っているときは、渡す前に一声かけてください。Android版に、映像を渡す口はありません。
安全管理
通信は暗号化(HTTPS)し、保存領域は外部から直接アクセスできない設定にしています。サーバーとのやりとりの大部分は認証つきで制限しています。
削除・開示などのご請求について
残した映像を消してほしいときは、下の連絡先までお知らせください。お調べして削除します。理由を伺うことはしません。手数料もいただきません。お知らせをいただいてから14日以内にお返事します。
お預かりしているものには、どなたのものかを示す情報が入っていません(アカウントも、お名前も、端末を見分ける番号もありません)。そのため、探す手がかりをいくつかお知らせください。
- 撮影した日と、おおよその時刻
- 選んでいた記録のしかた(竹か松か)
- 対局のおおよその長さ
手がかりから見つかったものは削除し、削除したことをご返信します。手がかりが足りず見つからないときは、その旨をお伝えします。見つからないまま「消しました」とはお答えしません。どちらの場合も、14日以内にご返信します。
ご自身が写っているわけではないが、同じ場にいて写り込んだ、という場合でも同じようにご連絡ください。撮った方からのご連絡でも、写り込んだ方からのご連絡でも、手がかりが合えば削除します。
盤面の切り出し画像など、処理のあとに削除しているものについては、ご請求をいただいた時点で対象となるデータが残っていません。その場合はその旨をご説明します。
取り扱いに関するご質問・ご請求は、下記の窓口で承ります。アプリの「設定」からも同じ宛先へ連絡できます。
撮影時のお願い
動画を撮るときも、対局を記録するときも、お願いは同じです。カメラは盤の真上でも、盤の横から少し見下ろす向きでもかまいません。盤が細長くつぶれて見える低い位置は避けてください。どの向きでも、お顔が画面に入らない場所を選び、はじめる前に画面でお確かめください。それでも、撮影のしかたによっては人や周囲の様子が写り込みます。対局相手や周囲の方が映る場所で撮影するときは、撮影してよいか一声かけてからお使いください。お子さまを撮影する場合は、保護者の方の了解を得てください。対局を記録すると映像が端末の中に残りますので、お子さまの対局では、残す日数を短くするか、終わったあとに消すことをおすすめします。竹と松では、撮った映像がサーバーに残り、読み取りの学習に使われます。お子さまの対局や、同意をいただいていない方が写る場所では、この記録のしかたを選ばないでください。
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事業者・お問い合わせ
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制定日:2026年8月16日/最終更新:2026年9月28日